キリンビール
製造1995年 アルコール濃度4.5%(ABV) 350ml
首都圏を中心に販売する地域限定生ビール「太陽と風のビール」は、わずかに甘い香りで、口当たりはクリア。ほろっと柔らかい味わいだが、甘味より苦味が勝る。 キリンらしさを強調しながらも、まろやかな味を画策した不思議な製品。しかし取手工場で7月中旬に製造した「太陽と風のビール」の一部にペクチネイテス菌が混入している疑いがあるとして回収した。
ペクチネイテス菌は、口に入っても人体には無害だが、ビールに混入すると、にごりや異臭などが生じるという。ろ過工程バイパスラインの洗浄殺菌を行うポンプの異常による洗浄不良が原因であった。この事故の結果、1995年だけのビールとなった。